断食というダイエット法や健康法は聞いたことがある人も多いと思います。

内臓に負担をかけるもの極力減らし、体の状態を一度リセットする方法ですね。

これを肌に対しておこなうのが肌断食です。

肌断食は何のためにやるのか、やり方や効果は?男性には必要か?など、肌断食について詳しくお伝えしていきます。

肌断食とは?

男性のスキンケアでよくおこなわれるのは洗顔、化粧水、乳液などですね。女性の場合はここにメイクを落とすためのクレンジングや美容液・美容パックなどがプラスされます。

肌の汚れを落としたり、保湿をしたり、どれも必要なものではありますが、これらのケアがかえって肌に負担をかけてトラブルを起こしている場合もあります。

そのスキンケアを減らして、肌の状態を一度リセットするのが肌断食です。肌に余計なものを与えないことで、トラブルが減り、肌が持つ本来の美肌力を上げることができるとされています。

肌断食のやり方

肌断食にもいろいろなやり方がありますが、代表的なものは宇津木式の肌断食が挙げられます。

宇津木式の肌断食は、今までのスキンケアを少しずつ減らし、最終的には水洗顔のみにするという方法。

まずは何をするべきか、具体的な手順を見ていきましょう。

①過剰なスキンケアをやめる

まずは洗い過ぎやこすり過ぎといった、肌への物理的な刺激を減らしていきます。一日に何度も洗顔していた、化粧水や乳液を何度もつけていた、という場合も頻度を減らしていきましょう。

②化粧品を減らす

使う化粧品を徐々に減らしていきます。乳液と化粧水を使っていた場合は、まずは乳液をやめて化粧水だけに。慣れてきたら化粧水もつけるのをやめ、洗顔後は何もつけない状態にします。

③水洗顔のみにする

最後は洗顔料もやめ、水洗顔のみのスキンケアにします。汚れがひどい時は純石けんや無添加石けんで洗顔を。また洗い上がりの肌の乾燥がどうしても気になる時はワセリンを薄く塗ります。ワセリンは肌に浸透しない油分です。

そのためトラブルも少なく、肌に油膜を張って内側から水分が蒸発するのを防いでくれます。皮膚科でもらえるケースもありますし、ドラッグストアでもチューブやボトル入りのものが購入できます。

ここでご紹介した肌断食は長期的におこなうための方法です。他にも、夜だけ肌断食する、週末だけ肌断食する、などの方法もあります。また石けん洗顔や化粧水は適度に取り入れてもOKというやり方も。

短期間で実践する場合は、肌質を変える!とまではいきませんが、肌を休ませる程度の効果は十分あります。

肌断食で得られる効果とは?

化粧水も乳液もつけない、洗顔も水だけ…そんなスキンケアでいいの!?と思うかもしれませんね。

ですが長期的におこなうことで次のような効果が見込めます!

乾燥しにくくなる

洗顔料を使わなくなることで、皮脂やうるおいを肌に残すことができます。洗顔料には油汚れを落とすための成分(界面活性剤など)が配合されているため、皮脂やうるおいを落とし過ぎてしまうのです。

また化粧水や乳液を減らすことで、肌本来の保湿力も高まります。肌が自分で水分をキープしようとするためです。皮脂の分泌量も多すぎず少なすぎず、必要な時に必要なだけ分泌されるようになるため、油分と水分のバランスが整った乾燥しにくい肌になります。

毛穴トラブルが減る

皮脂の分泌量が正常になれば、毛穴の角栓や黒ずみ、ニキビなどの毛穴トラブルが起きにくくなります。

やり始めは肌が乾燥するため一時的に皮脂が多くなることがあり、ニキビや毛穴詰まりが目立つこともありますが、続けることで徐々に減っていきます。

キメが整う

毛穴トラブルと同じで、肌断食のやり始めはカサつきや角質の剥がれなど、乾燥トラブルが出てきます。ただ、徐々に肌の水分量が上がり、皮脂も適度に分泌されるようになるため、キメが整ったふっくらとした肌になります。

肌断食は男性にも必要?

男性肌は皮脂の分泌が多く、それでいて肌の内側の水分量が少ない傾向にあります。

過剰な皮脂が抑えられて、肌の水分量がアップする肌断食は男性こそやるべき!という意見もあります。

ただ、肌断食はもともと過剰なスキンケアを減らして肌質を良くするためのもの。例えばメイクやクレンジングをする女性であったり、ピーリング、洗顔、化粧水、乳液、美容液、クリームなどのケアを頻繁におこなう人向けの方法です。

こういったスキンケアを取り入れている男性には効果的ですが、一般的にメイクもスキンケアも過剰にすることがない男性には必要ない方法と言えます。

肌断食はすべての人に効果があるわけではない!

肌断食では“スキンケアをしないこと”がルールですので、「簡単そう!」「やってみよう!」と思う人もいるかもしれませんが、人によっては逆効果になる可能性もあります。

特に元々スキンケアによる肌への負担が少ない男性がおこなうと、かえって肌トラブルが起きやすい肌質になることも…。

挑戦する場合は自分に肌断食が必要かどうか、よく検討してからおこないましょう。