年を重ねると男でも気になり始める顔のシミ。

男性の顔に多く見られるシミは、老人性色素斑ですが、実はそれ以外にもたくさんのシミが顔にできます。

しかし、今から気を付けて生活を送れば、シミを予防したり緩和することは十分に可能です。

今回は、シミの原因やシミができるメカニズムを説明し、男の肌のシミ予防について紹介します。

シミの種類

30歳を超えた辺りから、男性の顔にもシミが目立ち始めます。

特に多いのは老人性色素斑です。これは、紫外線による肌ダメージが蓄積し、50歳を超えると8割以上の方に見られると言われています。

老人性色素斑が進行すると、脂漏性角化症と呼ばれるイボ状に盛り上がったシミになることがあります。顔だけでなく、全身にでき、シミは徐々に大きくなります。

また、そばかすとも言われる雀卵斑や、ニキビや皮膚炎などにより色素が沈着して起こる炎症性色素沈着もあります。

シミができるメカニズム

人間の肌は、表皮、真皮、皮下組織の3つに大別されます。

シミの原因物質であるメラニンを作り出すのは表皮にあたります。表皮はティッシュペーパーぐらいの厚さしかないのですが、その中も4層に分かれ、最下層の基底層にメラノサイトという色素細胞が存在します。

メラノサイトは、紫外線などの光から体を守る働きをし、メラニンを産生させます。メラニンには色素が含まれているため、光を吸収してDNAの損傷を抑えるのですが、産生が過剰になるとシミとして残ってしまいます。

基本的には、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって排出されるのですが、メラニンが過剰に存在するとシミになります。

男性のシミの原因

紫外線

シミの原因の8割は紫外線と言われ、日焼け止め対策をすることで緩和できます。

紫外線を浴びたり日焼けをしたりすると、身体の酸化や老化原因となる活性酸素が発生してメラニン色素を作り出します。メラニン色素は肌を守る役割を持ち、肌を守るために肌を黒くしています。

しかし、紫外線を多く浴びると必要以上にメラニン色素を作り出し、排出が追い付かずに肌に残ってしまいます。それが、シミになります。そのため紫外線を多く浴びる頬や目の周辺にシミが多く出来ます。

過剰刺激(ひげそりなど)

男性の肌は、ひげそりやゴシゴシと刺激の強い洗顔などにより、刺激を多く受けています。刺激によって炎症が起きると、肌を守ろうとメラニンが生成されシミの原因になることがあります。

また、女性ホルモンも影響を与えることがあり、一般に女性の多い肝斑と呼ばれる頬のシミが男性に出来ることがあります。

加齢

40歳ごろから、日光が当たりやすい顔や腕などに細かいシミができ始めます。

これは、表皮の角化細胞の分裂速度が、加齢により低下することが原因と考えられます。つまり、およそ28日周期で行われる肌のターンオーバーが加齢によって遅くなり、メラニン色素が蓄積することでシミになります。

ストレスなどの生活習慣

ストレスや睡眠不足、食事の偏りなどもシミの原因となります。これらは、自律神経のバランスを乱し、メラニン色素をたくさん作り出す要因となります。偏った食生活も、ビタミン類などの栄養素を取り入れられなくなりシミを作り出してしまいます。

シミの予防方法

紫外線対策をする

シミを予防するために最も大切なことは紫外線対策をすることです。日常的に帽子や日焼け止めでUVケアをすることが大切ですが、特に肌荒れなどで肌が傷ついているときはいつも以上に日焼け対策をしましょう。

また、夏場に紫外線を大量に浴びることは、顔や首、腕に多くのシミを作ることにつながります。海やプールに入る際には、背中も忘れず日焼け止めを塗り、しっかりと対策を講じます。

汗をかいたり、水で濡れたりした後はしっかり日焼け止めを塗りなおすことも大切です。

規則正しい生活習慣を送る

肌は、栄養状態や健康状態に左右され、睡眠不足や食生活の偏りなどがシミを作ります。

シミを軽減し、肌のターンオーバーを促進するためにはビタミンEなどのビタミン類が必須です。それらは、野菜や果物などから摂取することができます。積極的にサラダを食べたり、野菜ジュースを飲んだりすることから始めてみましょう。

また、睡眠時間は、成人で1日7~8時間必要と言われ、日本人は不足している場合が多いと言われています。寝る前のテレビやパソコン、スマホ利用は控え、寝つきを良くして、良質な睡眠を取れる環境を整えましょう。

さらに、適度な運動をすることもストレス発散や良質な睡眠の助けになりますのでおすすめです。

傷やニキビ跡が残らないようにする

傷やニキビができ、炎症や化膿が起こると、肌に有害となる活性酸素が発生し、活性酸素から肌を守ろうとメラニンを過剰に生産します。

この跡が、茶色く残り、シミになってしまいます。ニキビをつぶしたり、傷の治りかけを何度も掻きむしって悪化させたりしないように心がけましょう。

肌の保湿をする

肌が乾燥をしていると、バリア機能が十分に働かず外的刺激を受けやすくなってしまいます。その結果、炎症を招いてシミが発生してしまうので、ひげそりや洗顔の後は、きちんと肌を保湿しましょう。

化粧水だけでなく、乳液やクリームをその後に塗って、しっかり水分を保持するようにします。

ベタつきが苦手な方は、サラッとした使用感のものを選んだり、面倒くさがりの方は、化粧水や乳液などの機能を一つにまとめたオールインワンタイプのものを選ぶと良いでしょう。