「なんだか最近、毛穴が目立つようになった」

「黒ずんだ毛穴が気になる」

という悩みは男女共通のものです。

しかし、男性は女性に比べてスキンケアに対して無頓着で、毛穴のケアと言われてもどのような対策を講じれば良いか分からないという人もいるでしょう。

そこで、今回は、毛穴の役割や、毛穴トラブルの原因、毛穴トラブルのケア方法について紹介していきます。

毛穴の役割

毛穴は、その名の通り毛の穴であり、体毛が生えるための穴のことです。

毛穴は0.1~0.2mmの小さな穴で、赤ちゃんでも大人でも同じだけの毛穴を持っており、人間にとって重要な役割を持っています。

まず、毛穴は、私たちの肌を空気中の埃や化学物質などの外的刺激などから守るためのバリア機能の一部です。全身の至るところに存在する毛穴のおかげで、毛穴から皮脂を分泌して薄い膜(皮脂膜)を張って肌を守ることができます。したがって、毛穴からの皮脂の分泌が多いTゾーンは、バリア機能も高く、かぶれや湿疹が生じにくいというメリットがあります。

皮脂膜は、外部の刺激から肌を保護する大切なバリアとしての働きを持ちますが、皮脂の過剰分泌や角質の詰まりによってニキビや吹き出物などの肌トラブルを招くこともあります。

次に、毛穴は皮脂膜を形成して、肌内部の水分が逃げないよう、うるおいを保つ役割を持ちます。さらに、皮脂や汗とともに、体内の老廃物を排出させるデトックス機能や、毛穴から出される適度な皮脂が肌を弱酸性に保って雑菌の繁殖を防ぐ抗菌機能を持っています。

毛穴トラブルの原因

乾燥

肌が乾燥すると、肌がたるんだり、キメが粗くなったりするため毛穴が目立ちます。

皮膚は大きく分けて表皮と真皮・皮下組織の3つに大別することができますが、直接触れることができる部分は表皮の一番外側部分である角質層です。

角質層の表面に汗と皮脂でできた皮脂膜が、角質のうるおいを逃さないように水分の蒸発を防ぎます。肌の表面が乾燥すると、肌のキメが粗くなり、毛穴の開きが目立つようになります。

また、真皮が水分不足に陥り、肌のたるみを引き起こして毛穴が目立つという可能性もあります。さらに、肌を乾燥から守るために皮脂を過剰に分泌させ、その必要以上に出された皮脂が毛穴に詰まり、黒ずみ毛穴を作ることもあります。

つまり肌の乾燥は、毛穴の3大トラブルである、詰まり・たるみ・開き全てを引き起こすやっかいな要因なのです。

ストレスや生活習慣の乱れ

私たちの肌の細胞は、健康な状態を保つために新陳代謝を行います。肌細胞の新陳代謝をターンオーバーと呼びますが、一般に細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの一連の流れは28日周期で行われると言われています。

しかし、これがストレスや生活習慣の乱れによって周期が乱れることがあります。ターンオーバーの周期が乱れると、自然に剥がれ落ちるはずの角質細胞が肌の表面にたまり、角質層が厚くなり、ゴワゴワとくすんだ肌になります。

その結果、毛穴がふさがれ、古い角質や皮脂が外に出られず、詰まってしまいます。さらに酸化した皮脂は毛穴周辺の肌を老化させ、肌のたるみを引き起こし、毛穴の開きを悪化させることにつながります。

つまり、ストレスや生活習慣の乱れといった要因も、毛穴の3大トラブル全てを引き起こします。

加齢

加齢も肌のターンオーバーを遅れさせる要因になり、毛穴の詰まりやたるみ・開きを導きます。

また加齢により、真皮を構成するコラーゲンやエラスチンが減少することも、肌のたるみを引き起こす要因となります。真皮は肌の弾力やハリの決め手となる重要な部分ですが、これらの成分が少なくなることで肌の土台が崩れ、顔が全体的にたるんで毛穴がしずく状に広がる原因となります。

毛穴のトラブルについて

毛穴のトラブルは、大きく分けて詰まり・たるみ・開きの3つがあります。

毛穴詰まり

毛穴の詰まりは鼻の周辺に表れやすく、黒ずみ毛穴とも言われます。

指やつめでギュッと押すと角栓が取れるので、ついつい癖のように無理矢理取り除いてしまう人がいますがこれは厳禁です。強引に毛穴に詰まった角栓を取り除くことで、反対に毛穴を広げ、炎症やシミを導いてしまうことがあります。

また、一時はやったビリッと剥がす毛穴パックも、肌を傷つけるため頻繁に使用するのは控えるようにしましょう。

毛穴のたるみ

毛穴がたるむと、下に引っ張られたしずくのような形に毛穴が開いて目立ちます。このようなたるんだ毛穴は頬に多くでき、皮膚を上に引っ張ると毛穴が目立たなくなるのが特徴です。

加齢とともにこのような毛穴が増え、肌全体がたるみ、ほうれい線が出始めた頃に気になり始めます。

毛穴の開き

脂性肌の人の毛穴の開きは、毛穴の奥にある皮脂腺が活発に働きそのせいで毛穴が開くと言われます。鼻から頬にかけて開いた毛穴が目立ち、特に皮脂分泌が多い鼻周辺に多くなります。

また、乾燥による毛穴の開きもあります。乾燥肌の人に多く、肌のキメが乱れて肌表面に凸凹が生まれてしまうことで、毛穴に影ができて毛穴が目立つようになります。こういったタイプの人は、冬の乾燥が厳しくなる季節に毛穴が目立ち、乾燥肌対策が欠かせません。

毛穴ケアの方法は?

一日の汚れを取る洗顔は、美しい肌作りの基本です。

まず、手を洗い清潔にしたら、ぬるま湯で顔を洗いましょう。次に、洗顔料をしっかり泡立てて、キメの細かい泡で顔全体を包み込むようにします。

皮脂の気になるTゾーンや頬、あごを先に洗い、くるくると円を描きます。ゴシゴシとこするのではなく、やさしく泡を転がすように洗うのがポイントです。そして、しっかりとすすぎます。髪の生え際やあご、小鼻などに洗顔料が残らないように気を付けましょう。

最後に、しっかりと保湿を行うことも大切です。化粧水や乳液などで、きちんと保湿を行い、肌を整えます。化粧水や乳液など複数のアイテムを使うのが面倒な人は、オールインワンタイプの保湿アイテムを使うと良いでしょう。