夏になり、汗をかく季節になると、鼻の毛穴に詰まった汚れ「角栓」が気になりますよね。

しかし、角栓を自分で取ろうとしても、周りの肌も傷つけて炎症を引き起こしたり、ポコッとあいた穴にまた汚れが詰まったりして、なかなか解消できません。今回は、そんな角栓のセルフケアについて詳しく紹介していきたいと思います。

角栓とは?

角栓は、顔の毛穴に詰まった皮脂や角質のことを言います。ニキビや吹き出物など肌トラブルの原因にもなりますが、毛穴を外部の細菌などから守る重要な役割も持っています

角栓は何故できる?

角栓ができる最も大きな要因は、過剰な皮脂分泌です。特に男性は女性に比べて皮脂分泌が多く、思春期ごろから増え始めた皮脂は、30代がピークに達し、60代ごろまであまり減りません。

脂性肌の人は、角栓の原因となる皮脂が過剰に分泌しているにもかかわらず十分に排出されず、毛穴詰まりを引き起こします。

また、乾燥も角栓を作る要因の一つです。乾燥すると角質が厚くなり、肌は硬くごわつきます。その結果、ターンオーバーが乱れ、毛穴が詰まりやすい状態になります。

鼻に角栓が多く出来るのは、摩擦や刺激を与えられることが多く、肌が乾燥したり硬くなったりする上、筋肉が通ってないため排出がスムーズに行われないためと考えられています。

角栓ケアの方法

通常角栓は、少しずつ溜まった古い角質や皮脂とともに肌のターンオーバーで自然にとれます。

それを無理矢理自分で取り除いてしまうと、肌が敏感に反応して新しい角質や皮脂を過剰に生成し大きな角栓を作ります。

大きくなった角栓を指や爪、ピンセットなどでさらに強引に取ろうとすると、最悪の悪循環に陥ります。この悪循環の結果、前よりもどんどん大きな角栓ができ、自然な皮膚のターンオーバーでは排出されない状態になってしまいます。まずは、角栓を大きくさせない予防が大切です。

生活習慣の見直し

角栓ケアのための生活習慣の具体的なポイントは3つです。

1つ目は、揚げ物やチョコレートなど脂肪分の多い食事をできるだけ控え、野菜を積極的に摂ることです。脂肪分の多い食事は、皮脂を必要以上に多く分泌させることにつながり、角栓を大きくする恐れがあります。

2つ目は、十分な睡眠の確保です。寝る前のスマホやパソコン、テレビは避け、スムーズに入眠できるよう工夫します。また、夜の10時から翌朝2時までは睡眠のゴールデンタイムと呼ばれ、最も肌のターンオーバーが進む時間です。成長ホルモンも分泌し、肌を再生、活性化することにつながりますので、できるだけこの時間帯に眠りに入れるように心がけましょう。

3つ目は、適度な運動とストレスの少ない生活を送ることです。適度な運動によって肌の新陳代謝が高まり、ターンオーバーを整えることができますし、ストレス発散や良質な睡眠にも役立ちます。ストレス軽減のために、リラックスできる時間を作ったり、趣味の時間を作ったりすることも良いでしょう。

洗顔の見直し

健康な肌を作るための基本が洗顔です。ここでは、正しい洗顔方法について紹介します。

まず、手をしっかりと洗って清潔にしたら、顔をぬるま湯で素洗いします。この時の温度は35℃くらいがちょうど良いでしょう。洗顔料を手の平でよく泡立て、キメの細かいツノが立つ泡ができたら、洗顔の開始です。

まずは、皮脂の多いTゾーンに泡をのせ、次に頬やあごなどに広げていきます。ゴシゴシとこするのではなく、泡をクッションにしてやさしくなでるように円を描いて汚れを浮き上がらせます。この時、角栓を取り除こうと強い力で肌を押したりこすったりしては逆効果です。角栓が気になる小鼻などは、少し時間をかけて円を描くことは可能ですが、長く洗顔料を肌にのせておくのも肌に負担をかけることにつながります。

最後にしっかりすすいで、タオルで拭きとります。すすぎが不十分だと角栓の悪化や吹き出物など肌トラブルの原因になりますので、20~30回程度すすぎましょう。タオルで水分を拭き取る際にも、ゴシゴシこすらず、やさしく水分をタオルに吸収させるように押して拭くと良いでしょう。

大きな角栓がある場合

すでに大きな角栓ができてしまっているという人は、洗顔の前に蒸しタオルかスチーマーで肌を温め、毛穴を広げておくと良いでしょう。

また、クレンジングオイルを使ってディープクレンジングを行うこともおすすめです。ディープクレンジングとは、女性が使うようなクレンジングオイルを使ってマッサージを行い、角栓をやさしく取り除く方法です。

まず、清潔な手にオイルをたっぷり乗せたら、角栓が気になる小鼻やあごなどに塗布します。顔全体にオイルを広げ、なじませたら、指の腹を使って円を描くようにくるくると優しくマッサージを行います。すると、毛穴にオイルが入り込み、角栓をするっと取り除いてくれます。

1分程度マッサージをしたら、ティッシュペーパーで余分なオイルを吸い取り、ぬるま湯で流します。くれぐれも顔にオイルが残らないように気を付けましょう。