大手製薬会社が2014年に30~50代男性に行った「肌の悩み」に関するアンケートによると、シミやシワ、皮脂テカリを抑えて乾燥が一位となりました。

それほどまでに、多くの男性が肌の乾燥について悩みを抱えています。

そこで今回は、乾燥肌について焦点を当て、乾燥肌の原因や対処法などについて説明をしていきます。

乾燥肌とはどのような状態?

乾燥肌はドライスキンとも呼ばれ、医学的には皮脂欠乏症や乾皮症と呼ばれる症状です。

肌表面にある角質層内の水分量が低下した状態の肌質を指します。顔の場合は、小ジワの原因になったりくすみの原因になったりして、老けて見えてしまいますので、早めのケアが大切です。

もちろん、顔以外にも腰やすねなど、身体の中で皮脂が少ない部分は特に乾燥しやすく、白い粉をふいたりかゆくなったりすることがあります。

乾燥肌の原因

肌が乾燥する原因は、睡眠不足やストレス、飲酒や喫煙などの生活習慣や食事のバランスの偏りなど様々です。

中でも、加齢による皮脂の減少が最も乾燥肌を引き起こす大きな要因と言われています。皮脂が少なくなると、皮膚表面の角質層のバリア機能が低下して、肌内部の水分蒸発が促進されてしまいます。

また、バリア機能が低下すると、外からの刺激にも弱くなるので、かゆみを引き起こすことが考えられます。掻くことでさらに皮膚が傷つき、バリア機能が破壊され、悪循環に陥ってしまいます。

一般に、男性は女性よりも皮脂分泌量が多いのですが、女性よりも水分量が少ないので、ゴシゴシ洗顔を行ったり、毎日髭剃りをしたりすることで、角質層が傷ついたりはがされたりして乾燥を引き起こしてしまいます。また、女性に比べて肌に無関心で、自分に合ったスキンケアを丁寧に行わないことも乾燥に拍車をかけています。

乾燥肌が引き起こす肌トラブル

乾燥してバリア機能が低下すると、雑菌が繁殖しやすくニキビや炎症を引き起こします。思春期のニキビの大きな要因は皮脂でしたが、大人になってからのニキビは肌の乾燥が原因になることが多く、回復も遅いので長く悩まされます。

また、シワやシミも乾燥肌の人にとっては大きな悩みとなるでしょう。乾燥肌の人は、肌の水分が少ない状態ですので、弾力がなく、シワが増えやすいです。

乾燥しているとターンオーバーも乱れてしまうので、シミを生み出すメラニン色素が沈着して大きな濃いシミがたくさん出来てしまいます。

乾燥肌の対処方法

洗顔の見直し

乾燥肌に対処するためには、洗顔料を選ぶ際、刺激の少ない無添加の石鹸などを選ぶと良いでしょう。

それを手の平でしっかりと泡立て、キメの細かい泡をつくります。肌にのせたら、ゴシゴシとこすらず、優しくなでるように汚れを浮かせます。これでしっかり汚れは肌から取り除かれていきます。

最後に、すすぎを丁寧に行います。少しぬるいかなと感じる程度のぬるま湯で洗い流し、髪の生え際や小鼻、あごなどに泡が残らないように気を付けましょう。

洗顔後は、ふんわりと柔らかいタオルで水分を吸収させるように押しぶきし、肌へ負担をかけないよう気を付けます。

スキンケアの見直し

乾燥肌の人は、洗顔後に何もつけない状態でいるとさらに乾燥を進めてしまい、敏感肌へと進行させる原因になります。

洗顔後には、保湿ケアを丁寧に行うことが肝心です。

そのためには、化粧水の後に乳液かクリームを使って、肌にフタをしましょう。化粧水だけ塗って満足している人もいますが、化粧水は肌内部の水分と同じく蒸発してしまいますので、上から油分をのせて肌に水分を閉じ込めることが大切です。

髭剃りの見直し

髭剃りは、男性にとって欠かせない身だしなみの一つですが、角質層を傷つける行為でもあります。

負担を少しでも軽減するために、切れ味の良い刃を使い、軽くすべらせるようにしてシェービングを行いましょう。

シェービングを行う前は、シェービングフォームやローションを使うことも大切ですが、アルコール成分は肌の乾燥を促進してしまうので、ノンアルコールで低刺激なものを選びましょう。髭剃り後も、化粧水や乳液で肌を整えることが肝心です。

食生活の見直し

辛いものや脂っぽいもの、アルコールは乾燥肌には良くありません。辛い物やアルコールは、血管を拡張させるため、かゆみを強くしてしまい、肌を掻きむしる要因を作ってしまいます。

また、サラダ油やスナック菓子など脂っぽい食品には、オメガ6系脂肪酸が多く含まれますが、脂肪酸のバランスを考えると、オメガ3系脂肪酸であるEPAやDHAなどを多く摂ることがおすすめです。

そうすると、体内の炎症反応を抑えることができ、かゆみも抑制されます。

部屋の加湿

冬場など、乾燥しやすい季節は部屋を十分に加湿しましょう。

加湿器などを使い、部屋の湿度を50%以上に保つことで、肌の乾燥を抑えることができますし、風邪の予防にもつながります。

また、こたつや電気毛布、暖房も乾燥を進める原因になりますので、常に使い続けるのではなく、必要に応じて使うよう心がけると良いですね。